9階建てRC造
電気工事に伴うアスベスト調査

お客様のご依頼内容はアスベスト調査を担当したことがなく、工事発注者であるビル管理会社からアスベスト調査を他社から見積を取ったら100万円近くの見積書が届いたとのこと。もっと安くできないかということで、自社の別部署の担当者から弊社を紹介していただき、お問い合わせがありました。実際内容を聞いてみるとどこにアスベストがあるかわからないので工事する箇所すべてを見てもらいあやしいところを調査してもらいたいとの内容でした。

【弊社のご提案および調査結果】

上記内容を聞いて弊社のご提案としては、以下のような内容でよければお安く調査することが可能になる旨を説明しました。
1.電気工事をする箇所と内容(施工方法なども)を詳細にお聞かせいただく。
2.スクリーニングなどの詳細な報告書は弊社では作成しない。※お客様で十分に工事内容を把握されているはずなので、現地で簡単なアドバイスで十分と判断
3.分析調査する建材を絞り込むことを弊社の現地コンサル(アドバイス)を聞いて判断していただく。
上記をお電話でご説明をして、スクリーニングの報告書などは弊社で作成せずに、検体採取の報告書および分析結果報告書の2点に絞りお見積りをさせていただきました。 検体数は現地でのアドバイス次第ではありましたが、ある程度はお電話とメールでいただいた資料の内容にて想定される検体数にて金額を提示したところ総額で30万円以下となりました。 実際現地にて調査をおこなうと機械室の断熱材も対象にいれておりましたが、調査除外項目であることや、各箇所であきらかに同質の建材とみられる建材があったため採取する検体数を減らすことをご提案し、お客様にもご判断いただきました。結果30万以下の金額となり、お客様のニーズにお応えすることができたかと思います。

【ポイント】

1.工事内容、施工方法などをよく聞くことにより省略できる調査箇所や建材がある。 2.建材の種類などは現地でしかわからない場合が多いので、工事の内容をよく知るお客様とアスベスト建材の知識をもった調査士との念密な打合せによりコストは削減できる。